
クロスが剥がれてくる原因とは?正しい対処法を解説
目次
住まいの中で、ふとした瞬間に壁紙(クロス)の端がめくれていたり、隙間ができているのを見つけてしまうことがあります。
特に新築や入居後しばらく経ってからの壁紙の不調は、心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
壁紙が剥がれてくる現象は、様々な要因が複合的に影響していることが多く、その原因を知ることで、適切な対処法が見えてきます。
今回は、壁紙が剥がれてくる主な原因と、それぞれの状況に応じた対処法について解説します。
クロスが剥がれてくる原因
木材の伸縮と壁紙の伸縮
建物の構造に使われる木材は、湿度や温度の変化によってわずかに伸縮する性質があります。
住宅建築では乾燥させた木材を使用しますが、それでも水分を含んで膨張したり、乾燥して収縮したりすることがあります。
壁紙(クロス)自体にも伸縮性がありますが、建物のわずかな動きに追従しきれず、特に伸縮性の低い壁紙の場合、つなぎ目や端の部分に負担がかかり、剥がれの原因となることがあります。
糊の乾燥と室内の湿度
壁紙を壁に貼り付ける際に使用される接着剤(糊)が乾燥する過程で、壁紙を壁に引き寄せる力となります。
しかし、施工直後に十分な接着力が得られなかったり、その後、室内の極端な乾燥が続いたりすると、糊の接着力が弱まり、壁紙が剥がれてくることがあります。
特に冬場など、暖房の使用によって空気が乾燥しやすい環境では、この現象が起こりやすくなります。
下地や壁紙の劣化
壁紙(クロス)は、一般的に5年から10年程度の耐用年数があると言われています。
時間の経過とともに、素材自体の劣化が進み、変色したり、柔軟性を失って硬くなったりすることがあります。
また、壁紙を貼る前の下地の処理が不十分だったり、接着剤が経年劣化したりすることで、壁紙が壁から剥がれやすくなることがあります。
これは自然な劣化現象であり、住まいの経年変化の一部とも言えます。
クロス剥がれへの対処法
新築時は1~2年待つ
新築の場合、建物が完成してからも木材などの素材が乾燥したり、建物の構造が落ち着いたりする過程で、わずかな伸縮が続くことがあります。
この建物の動きが安定するまでには、一般的に1年から2年程度の期間がかかると言われています。
そのため、新築後すぐに壁紙の剥がれが見られたとしても、慌てて補修するのではなく、しばらく様子を見ることが推奨されます。
建物の動きが安定してから補修することで、再発のリスクを減らせることが期待できます。
軽度ならDIY補修
剥がれが部分的で軽度な場合、ご自身で補修することも可能です。
まず、剥がれた部分の下地を確認し、傷や凹凸があれば補正します。
その後、剥がれた壁紙の裏側や壁面についたホコリや汚れをきれいに拭き取ります。
壁紙用の補修剤や、剥がれた部分に再度糊を塗布して圧着させることで、目立たなくさせることができます。
専用の道具を揃えれば、比較的簡単に作業を進められます。
激しい剥がれは貼り替え検討
剥がれが広範囲に及んでいたり、壁紙自体がかなり傷んでいたり、古くなっている場合は、DIYでの補修が難しいことがあります。
このようなケースでは、壁紙全体を新しく貼り替えることを検討するのが良いでしょう。
壁紙を貼り替えることで、部屋の印象を大きく変えることもできます。
専門業者に依頼するほか、DIY用のキットなども販売されており、ご自身で挑戦することも可能です。
まとめ
壁紙(クロス)の剥がれは、建物の伸縮、糊の乾燥、素材の劣化など、複数の要因によって起こりうる現象です。
特に新築の際には、建物の構造が落ち着くまでの間、一時的な剥がれが見られることも少なくありません。
原因を理解し、剥がれの程度に応じて、しばらく様子を見たり、軽度であればご自身で補修したり、激しい場合は貼り替えを検討したりと、適切な対処法を選択することが大切です。
早めに原因を把握し、適切な対応をとることで、快適な住環境を保つことができるでしょう。
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