住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2025.05.18

お風呂の壁・シール跡の完全除去法!プロが教える安全な手順と再発防止策

お風呂の壁のシール跡、本当に困りますよね。
せっかく綺麗に掃除しても、あのベタベタとした跡が残っていると、気持ちもスッキリしません。
剥がそうとすると壁を傷つけてしまったり、跡が残ってしまったりして困った方も多いかもしれません
。今回は、安全で効果的なシール跡の除去方法と、再発防止策を紹介します。

お風呂の壁のシール跡除去方法

安全な除去手順

シール跡の除去は、素材を傷つけないよう慎重に行うことが大切です。
まず、ドライヤーでシールを温めます。
10cm程度離して、熱風を数分間当て、粘着剤を柔らかくします。
次に、ヘラや爪楊枝などでシールの端を優しく剥がします。
一気に剥がそうとせず、少しずつ丁寧に剥がすことがポイントです。

それでも残った粘着剤は、セスキ炭酸ソーダ水を含ませた布で丁寧に拭き取ります。
頑固な場合は、除光液(シンナー・ベンジンを含まないもの)を綿棒に少量つけて、優しくこすり落とします。
ただし、素材によっては変色や変質の恐れがあるので、目立たない部分で試してから使用しましょう。
プラスチック素材には、ドライヤーの熱や除光液の使用は控えましょう。

適切な洗剤の選び方

洗剤を選ぶ際には、素材への影響を考慮することが重要です。
浴室の壁材は、素材によって適切な洗剤が異なります。
塩化ビニル製の壁には、研磨剤入りの洗剤は避け、中性洗剤を使用しましょう。
また、酸性やアルカリ性の強い洗剤も、素材を傷める可能性があるので注意が必要です。
セスキ炭酸ソーダは、比較的安全に使用できる洗剤ですが、使用前に目立たない部分でテストを行いましょう。

浴室壁へのダメージ軽減策

壁へのダメージを軽減するためには、無理にシールを剥がさないことが大切です。
ドライヤーで温める、洗剤を使用するなど、適切な方法を選び、優しく丁寧に作業を行いましょう。
また、シールを剥がす前に、カッターナイフで表面に浅い傷をつけることで、洗剤が浸入しやすくなり、より簡単に剥がせる場合があります。
この際、壁を傷つけないよう、刃の角度に注意しましょう。
作業後は、必ず水拭きをして、洗剤の成分が残らないようにしましょう。

シール跡の再発防止策

シール貼付時の注意点

シールを貼る際には、浴室の壁材に適したシールを選ぶことが大切です。
ジェルタイプのシールは、塩化ビニル製の壁に色移りしやすく、除去が困難な場合があります。
パッケージに「浴室には使用しない」と記載されているシールは、使用を避けましょう。
シールを貼る前に、壁面を綺麗に掃除し、脱脂処理を行うことで、粘着力の低下を防ぎ、剥がれにくくすることができます。

浴室環境の維持管理

浴室の環境を清潔に保つことで、シール跡の発生を防ぐことができます。
こまめな換気を行い、湿気を溜めないようにしましょう。
また、カビの発生を防ぐため、定期的に掃除を行い、清潔な状態を保つことが大切です。

プロによるメンテナンス

どうしてもシール跡が綺麗に取れない場合や、壁材へのダメージが心配な場合は、プロの業者に依頼することを検討しましょう。
プロは、特殊な洗剤や道具を使用して、安全かつ確実にシール跡を除去し、壁面を修復してくれます。
特に、賃貸物件の場合は、管理会社に相談し、適切な対応をしてもらうことが重要です。

まとめ

お風呂の壁のシール跡は、適切な方法で丁寧に除去すれば、壁を傷つけることなく綺麗にすることができます。
ドライヤーや洗剤、ヘラなどを使い、素材に合った方法を選択することが大切です。
また、シールを貼る際の注意点を守り、浴室環境を清潔に保つことで、再発防止にも繋がります。
それでも難しい場合は、プロの業者に相談することをおすすめします。
家庭用品でも効果的な除去が可能ですし、プロの力を借りることで安心安全に解決できます。
適切な方法で、綺麗なお風呂を保ちましょう。

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