住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2025.08.28

フルリフォーム期間の正確な目安とは?物件タイプ・築年数別解説

フルリフォームを検討中の方にとって、最も気になるのは「期間」ではないでしょうか。
せっかくのマイホームのリフォーム、工期が長すぎると生活に支障をきたす可能性もあります。
逆に短すぎると、本当に満足のいく仕上がりになるか不安が残るかもしれません。

フルリフォーム期間の目安

築年数別の期間目安

築年数によって、リフォームの必要範囲が大きく異なります。
築30~40年の住宅では、スケルトンリフォーム(建物の躯体まで解体し、全面的に改修するリフォーム)が必要となるケースが多く、工事期間は2~4ヶ月程度を見込む必要があります。
一方、築20年程度の住宅であれば、水回りや内装の更新が中心となり、1週間~1ヶ月程度で済む可能性があります。
築10~20年の住宅では、外壁や屋根のメンテナンスが主な工事となり、約2週間~数ヶ月程度を要するでしょう。
ただし、これらの期間はあくまで目安です。
実際の工事期間は、リフォームの範囲や内容、建物の状態によって大きく変動します。

リフォーム範囲別の期間目安

リフォーム範囲によっても、工期は大きく変わってきます。
キッチンのみの交換であれば1日~5日程度、浴室全体のリフォームでも1週間程度で済む場合もあります。
しかし、内装全体のリフォームとなると、2~3週間、場合によっては1ヶ月以上かかることもあります。
特に、間取り変更を伴う大規模なリフォームは、数ヶ月を要することも珍しくありません。
トイレや洗面所などの水回りのリフォームは、比較的短期間で完了する傾向があります。

物件の種類別の期間目安

戸建てとマンションでは、フルリフォームにかかる期間に違いがあります。
戸建ての場合、外構工事なども含めると、1~4ヶ月程度かかることが一般的です。
マンションは専有部分のみのリフォームとなるため、1~3ヶ月程度で完了するケースが多いです。
ただし、マンションの場合は、管理規約の確認や、管理組合への申請手続きに時間がかかる場合があるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。

リフォーム期間に影響する要因

1:工事内容の影響

リフォーム内容が複雑で、多くの工程を必要とするほど、工期は長くなります。
例えば、スケルトンリフォームや間取り変更を伴うリフォームは、多くの職人や資材が必要となり、工期も長くなります。
一方、キッチンやトイレなどの水回り設備の交換のみであれば、比較的短期間で完了します。

2:職人確保の難易度

熟練の職人の確保は、工期に大きく影響します。
特に、繁忙期や特定の技術を要する工事の場合、職人確保に時間がかかり、工期が延びる可能性があります。
そのため、リフォーム会社を選ぶ際には、職人の確保体制についても確認しておきましょう。

3:天候の影響

外壁塗装や屋根工事など、屋外で行う工事は天候に大きく左右されます。
雨や強風、積雪などによって工事が中断される場合があり、工期が延びる可能性があります。
特に、梅雨や台風シーズン、冬季の工事は、天候による遅延を考慮したスケジュールを立てることが大切です。

まとめ

フルリフォームにかかる期間は、築年数、リフォーム範囲、物件の種類、そして工事内容、職人確保の難易度、天候など、様々な要因によって大きく変動します。
そのため、リフォームを始める前に、リフォーム会社と十分に相談し、具体的な工事内容やスケジュール、そして想定されるリスクについて確認することが重要です。
余裕を持った計画を立て、スムーズなリフォームを実現しましょう。
鳥取県・島根県でスムーズなフルリフォームを希望される方は、ぜひ一度当社にご相談ください。