
壁のカビの発生原因と種類別の対策方法とは?
目次
壁にカビが発生する原因
結露による湿気
気温の低い壁面に、室内の暖かい空気が触れることで発生する結露は、カビの発生に繋がる大きな要因です。
特に冬場、窓際や外壁に面した壁は、結露が発生しやすい場所です。
結露した水分は壁内部に浸透し、湿気を帯びた状態が続くと、カビの胞子が繁殖しやすくなります。
結露を防ぐためには、窓の断熱性能を高める、室内の湿度を適切に管理する、換気を十分に行うなどの対策が有効です。
例えば、二重窓への交換や、除湿機の活用、定期的な換気などが挙げられます。
換気不足による湿気
換気が不十分な状態が続くと、室内の湿気がこもり、カビの発生を招きます。
特に、浴室やキッチン、洗面所など、水を使用する場所では、換気を徹底することが重要です。
換気扇を適切に作動させる、窓を開けて自然換気を行うなど、常に新鮮な空気を室内に取り入れるように心がけましょう。
例えば、浴室換気扇は使用後30分程度は回し続ける、窓を開ける際は対角線上に配置された窓を開けて空気の流れを作る、といった工夫が有効です。
水漏れによる湿気
配管の老朽化や雨漏りなどによる水漏れは、壁内部に湿気を蓄積させ、カビの温床となります。
水漏れを発見した場合には、速やかに原因を特定し、修理を行うことが不可欠です。
放置すると、カビの発生だけでなく、建物の腐敗やシロアリ被害などの深刻な問題に繋がる可能性があります。
水漏れの原因特定には専門業者への相談も検討しましょう。
断熱材不足による温度差
壁の断熱性能が低いと、室内外の温度差によって結露が発生しやすくなります。
断熱材を適切に施工することで、温度差を軽減し、結露の発生を抑えることができます。
新築時には断熱性能の高い建材を選択し、既存住宅の場合は、断熱リフォームを検討することも有効です。
断熱材の種類には様々なものがあり、専門業者に相談して最適なものを選ぶことが重要です。
カビの種類と発生しやすい壁の種類は?
黒カビは浴室の壁によく発生する
黒カビは、特に湿気の多い浴室の壁によく発生します。
高温多湿な環境を好むため、浴室の換気をしっかり行うことが予防策として重要です。
カビ取り剤を使用する際は、換気を十分に行い、ゴム手袋などを着用して皮膚への刺激を防ぎましょう。
赤カビはキッチンや洗面所の壁によく発生する
赤カビは、キッチンや洗面所など、水回りで発生しやすいカビです。
赤カビは粘着性が高く、除去が困難なケースもあります。
水拭きでは落ちにくいので、専用の洗剤を使用することをお勧めします。
白カビはクローゼットなどの壁によく発生する
白カビは、クローゼットや押し入れなど、湿度が高く、通気性の悪い場所に発生しやすいです。
衣類や収納物の整理整頓を行い、定期的に換気をすることで、発生を予防することができます。
まとめ
壁のカビ発生は、結露、換気不足、水漏れ、断熱材不足など様々な原因が考えられます。
カビの種類も様々で、発生しやすい場所も異なります。
この記事で紹介した原因と対策を参考に、ご自身の家の状況を改めて確認し、適切な対策を講じることで、カビの発生を防ぎ、健康的な生活空間を維持しましょう。
早めの対処が、より大きな被害を防ぐことに繋がります。
鳥取県・島根県でリペアをお考えの方はぜひ一度当社にご相談ください。

