住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2025.09.28

窓ガラスのパッキン交換方法と費用相場を解説します

窓ガラスの隙間から風が入ってきたり、雨漏りするなどのトラブルに見舞われた経験はありませんか。
原因の一つとして考えられるのが、窓枠とガラスの間に挟まれたパッキンの劣化です。
パッキンが劣化すると、本来の気密性や防水性を失い、快適な生活を阻害するだけでなく、建物の寿命にも影響を及ぼす可能性があります。
今回は、窓ガラスのパッキン交換の手順を詳しく解説し、費用や時間についてもご紹介します。

窓ガラスのパッキン交換の手順

 

パッキンの種類を見極める

まず、交換するパッキンの種類を正確に把握することが重要です。
窓ガラスのパッキンには、主にゴムパッキンとスポンジパッキンがあります。
ゴムパッキンは耐久性に優れ、長期間の使用に耐えますが、硬化して劣化しやすいという弱点もあります。
一方、スポンジパッキンは柔らかく、密閉性が高いのが特徴ですが、ゴムパッキンに比べて耐久性は劣ります。
それぞれの素材の特性を理解し、適切なパッキンを選ぶことが、交換作業の成功に繋がります。
既存のパッキンをよく観察し、材質や形状を確認しましょう。
写真や図解などを参考にしながら、ホームセンターなどで同じ種類のパッキンを購入することをお勧めします。

必要な工具を揃える

パッキン交換に必要な工具は、比較的簡単に手に入るものばかりです。
ヘラやカッターナイフ、プライヤーなどの他に、新しいパッキンをスムーズに装着するための潤滑剤(シリコンスプレーなど)があると便利です。
古いパッキンを剥がす際に、窓ガラスを傷つけないように注意しながら作業することが重要です。
そのため、ヘラは薄くて幅の狭いものを、カッターナイフは刃の鋭利さを保ったものを選びましょう。
作業前に、工具の状態を確認し、必要に応じて研磨したり交換したりするなど、万全の態勢で臨むことを心がけましょう。

古いパッキンを外す

古いパッキンを取り外す際には、慎重な作業が求められます。
焦って作業を進めると、窓ガラスを割ってしまう可能性があります。
まず、ヘラやカッターナイフを使って、古いパッキンの端を少しずつ剥がしていきます。
この際、窓枠やガラスに傷をつけないように、ゆっくりと丁寧に作業を進めることが大切です。
古いパッキンが硬化して剥がれにくい場合は、潤滑剤を塗布して時間を置くことで、作業を容易にすることができます。
全ての古いパッキンを取り除いたら、窓枠とガラスの間にゴミや汚れが残っていないか確認し、必要に応じて清掃を行いましょう。

新しいパッキンを装着する

新しいパッキンを装着する際には、均等な力で押し込むことが重要です。
パッキンが歪んで取り付けられると、気密性が低下し、交換した意味がなくなってしまいます。
潤滑剤を塗布することで、パッキンの装着がスムーズに行え、均等な力加減で取り付けやすくなります。
また、パッキンを装着する際は、窓枠全体に均一に力が加わるように注意しながら、少しずつ押し込んでいくことが大切です。
作業後、パッキンの状態を確認し、隙間が空いていないか、歪んでいないかなどをチェックしましょう。

窓ガラスのパッキン交換の費用と時間は?

 

パッキン交換にかかる費用の相場

パッキン交換にかかる費用は、使用するパッキンの種類や窓の大きさ、そしてDIYで行うか業者に依頼するかによって大きく異なります。
DIYの場合、パッキンの価格が数千円から数万円程度、業者に依頼する場合は、出張費や作業費を含めると数万円から十数万円程度になる可能性があります。

DIYの場合の費用

DIYでパッキン交換を行う場合、パッキンの購入費用が主なコストとなります。
ホームセンターなどで購入できるため、比較的安価に済ませることが可能です。
ただし、工具を新たに購入する必要がある場合は、追加費用がかかります。

パッキン交換にかかる時間

パッキン交換にかかる時間は、窓の大きさや個数、作業者のスキルによって大きく異なります。
DIYの場合、数時間から半日程度かかることもあります。
業者に依頼する場合は、窓の数や大きさにもよりますが、数時間から一日程度で完了するケースが多いようです。

まとめ

 

今回は、窓ガラスのパッキン交換の手順、費用、時間について解説しました。
パッキンの種類を見極め、適切な工具を用いて丁寧に作業を進めることで、DIYでの交換も可能です。

費用や時間、そして作業の難易度などを総合的に考慮し、最適な方法を選択してください。
快適な住環境を維持するためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが不可欠です。
窓ガラスのパッキン交換もその一環として、ぜひ参考にしてください。
鳥取県・島根県でリペアをお考えの方はぜひ一度当社にご相談ください。