住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2026.01.28

老人ホームの床材劣化の原因と補修方法を解説!

老人ホームなどの施設では、多くの人が日々利用するため、床材には常に負担がかかっています。
時間の経過とともに、あるいは日々の使用によって、床材が劣化してしまうことは避けられません。
床材の劣化は、見た目の問題だけでなく、利用者の安全にも関わるため、その原因を理解し、適切な補修を行うことが重要です。
ここでは、老人ホームの床材が劣化する主な原因と、その補修方法について解説します。

老人ホームの床材劣化の原因

経年による素材の劣化

床材は、その素材によって寿命があります。
長期間使用されることで、素材自体が持つ耐久性が低下し、ひび割れや変色、ささくれなどが生じやすくなります。
また、紫外線や温度・湿度の変化といった環境要因も、素材の劣化を早める原因となります。
特に、頻繁に清掃が行われる場所では、洗剤や水分の影響で素材が傷みやすくなることも考えられます。

日常的な使用による摩耗

老人ホームでは、車椅子や歩行器、介護用ベッドなどが頻繁に移動するため、床材には常に大きな負荷がかかります。
これらの重量物による繰り返しのごり押しや、車輪による摩耗は、床材の表面を傷つけたり、へこませたりする原因となります。
また、不特定多数の利用者が歩行することによる摩擦も、床材を徐々に摩耗させ、劣化を進行させます。

老人ホームの床材劣化の補修方法

浮きや剥がれへの対応

床材の一部が浮き上がったり、剥がれたりする現象は、下地の湿気や接着剤の劣化、あるいは衝撃などが原因で発生します。
このような場合、まずは浮きや剥がれの原因を特定することが重要です。
補修方法としては、浮き上がった部分の隙間から専用の接着剤を注入し、床材をしっかりと下地に密着させます。
その後、細い釘(ピンネイル)などを利用して固定し、さらに接着剤で仕上げることで、剥がれを修復します。
この際、はみ出した接着剤は丁寧に拭き取り、美観を損なわないように注意が必要です。

安全確保のための補修

床材の劣化、特に浮きや段差、ひび割れなどは、利用者のつまづきや転倒につながる重大な事故の原因となり得ます。
そのため、補修においては利用者の安全確保を最優先に考える必要があります。
浮き上がった床材を接着剤やピンネイルで固定するだけでなく、段差が生じている箇所は、スロープを設置したり、床材自体を平滑に補修したりすることで、つまずきにくい状態に戻すことが求められます。
滑りにくい素材への張り替えや、表面のコーティングなども、安全性を高める有効な手段となります。

まとめ

老人ホームの床材劣化は、経年による素材自体の衰えや、車椅子などの頻繁な使用による摩耗が主な原因です。
劣化が進むと、床材の浮きや剥がれが生じ、利用者のつまづきや転倒といった危険につながる可能性があります。
補修にあたっては、接着剤の注入やピンネイルによる固定といった具体的な方法で浮きや剥がれを直すだけでなく、常に利用者の安全を第一に考え、段差の解消や滑りにくい状態への改善を図ることが不可欠です。
定期的な点検と適切な補修により、安全で快適な施設環境を維持することが求められます。

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