住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2025.08.23

キッチン床の防水対策!最適な床材選びで水回りトラブルを防ぐ

キッチンや洗面所などの水回りの床は、水漏れや汚れによるトラブルが常に付きまといます。
毎日使う場所だからこそ、快適で安心できる空間づくりは欠かせません。
しかし、多様な床材の中から最適なものを選ぶのは容易ではありません。
デザイン性と機能性を両立させ、長く安心して使える床材選びのポイントを、見ていきましょう。

床の防水対策

 

キッチン床材の選び方

キッチンは水を使う機会が多く、油汚れも発生しやすい場所です。
そのため、床材選びにおいては耐水性と耐久性が最重要です。
水に弱く、傷つきやすい木質系の床材は避けた方が無難でしょう。
塩ビ系、タイル、SPCフロアなど、耐水性に優れた素材を選ぶことが、後々のトラブルを防ぐ第一歩となります。
デザイン性も考慮に入れつつ、ライフスタイルに合った素材を選びましょう。

各床材の耐水性レベル

様々な床材の耐水性レベルを比較してみましょう。
塩ビ系床材は、比較的安価で耐水性も高く、DIYでも施工しやすいのが特徴です。
一方、タイルは耐久性と耐水性に優れていますが、施工には専門知識が必要で、費用も高額になりがちです。
近年注目を集めているSPCフロアは、塩ビ系床材の耐久性の低さを改善した素材で、耐水性、デザイン性、耐久性のバランスが優れています。
しかし、厚みがあるため、既存の床下収納に影響する可能性があります。
それぞれの特性を理解し、キッチンに最適な素材を選びましょう。

床材の維持管理方法

どんなに優れた耐水性を持つ床材を選んだとしても、適切な維持管理を怠れば、その効果は半減してしまいます。
定期的な清掃は必須です。
こぼれた水や油汚れは放置せず、すぐに拭き取ることが大切です。
また、素材に合わせた適切な洗剤を使用することも重要です。
例えば、研磨剤入りの洗剤は、床材を傷つける可能性があるため避けましょう。
素材ごとの特性を理解し、適切なメンテナンスを行うことで、床材の寿命を長く保つことができます。

防水を実現する床材

 

1:塩ビ系床材の特徴

塩ビ系床材は、コストパフォーマンスに優れ、耐水性も高いことから、水回りの床材として広く利用されています。
クッションフロアやフロアタイルなど、様々な種類があり、デザイン性も豊富です。
DIYでの施工も比較的容易ですが、耐久性はやや劣るため、重い家具を置く場合は注意が必要です。

2:タイル床材の特徴

タイルは、優れた耐久性と耐水性を誇り、長期間にわたって美しい状態を保ちます。
デザインのバリエーションも豊富で、キッチンに高級感を与えることができます。
しかし、施工には専門的な知識と技術が必要なため、費用が高額になる傾向があります。
また、一度施工してしまうと、交換や修理が困難な点も考慮する必要があります。

3:木質系床材の特徴

木質系床材は、自然な風合いと温かみのある空間を演出できる魅力的な素材です。
しかし、耐水性が低く、水に濡れると腐食したり、膨張したりする可能性があります。
キッチンなど水を使う場所には不向きですが、耐水加工が施されたものや、水を使う場所以外であれば十分に利用可能です。

4:最適な床材の選び方

最適な床材を選ぶには、まずキッチンでの使用頻度や、デザインの好み、予算などを考慮する必要があります。
耐水性、耐久性、デザイン性、そしてメンテナンスの容易さなど、複数の要素を総合的に判断することが重要です。
サンプルを取り寄せ、実際に見て触れて比較検討することもおすすめです。

まとめ

水回りの床材選びは、耐水性と耐久性を重視することが大切です。
塩ビ系、タイル、SPCフロアなど、様々な素材がありますが、それぞれの特性を理解し、ライフスタイルや予算に合わせて最適な素材を選びましょう。
適切な維持管理を行うことで、床材の寿命を延ばし、快適なキッチン空間を長く維持することができます。
定期的な清掃と素材に合わせた適切な洗剤の使用を心がけましょう。
デザイン性も考慮し、理想のキッチンを実現してください。
鳥取県・島根県でお困りの方はご相談ください。