住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2024.04.01

フローリング補修の色合わせをマスター!基本から彩度調整までご紹介します!

フローリングの色合わせ。
細かな色の違いに気づき、それが気になるあなたは、もしかしてこだわり派かもしれません。
フローリング補修時に理想の色を再現する方法とは。
この技術を身につけることで、家の印象がグッと変わるかもしれません。

□フローリング補修のための色合わせ基本ステップ

フローリングの補修作業において、最適な色合わせは見た目の美しさを左右する重要な要素です。
ここでは、理想の色を作り出すための調色プロセスの基本ステップをご紹介します。

*ベース色の選択

補修箇所に最も近い色調を持つ充填剤を、ベースとなる色として選び出します。
この選択は、調色の出発点となり、色の濁りを最小限に抑えるために非常に重要です。
最も近いと思われる色を1つ選んだ後、それに次いで近い色をさらに2つ選び、実際の木材の色と比較します。
これにより、直感だけでなく、比較を通じて最適なベース色を見つけ出せます。

*明るさの調整

ベース色が決定したら、次に明るさの調整を行います。
目指す色とベース色の明るさを合わせるために、適切な充填材の選択が必要になります。
この段階では、選んだベース色を基に、理想の色への微細な明るさの調整を行い、色調のバランスを整えます。
このプロセスにより、最終的な色合わせの精度が向上し、全体の調和が保たれます。

*三原色の選択と最終調整

明るさの調整が完了したら、最終的な色の調整に移ります。
これには、三原色(赤、青、黄)の選択が関わってきます。
これまでのステップで選んだ色に、さらに三原色を加え、混色します。
このステップは、色の深みや鮮やかさを加えると同時に、最終的な色合わせの調整を行い、全体の調和を図る重要な過程です。

□彩度調整でフローリング色を完璧に

理想の色に近づけたものの、さらに調整を加えたい場合には「彩度」の調整が鍵となります。
彩度を変更することで、色の明るさや暗さ、くすんだ感じを微調整できます。

1:明るくするための「白」の使用

色を明るくしたい場合は、「白」を加えることで彩度を上げられます。
白を加えることで、色はより明るく、鮮やかになりますが、加える量には注意が必要です。
少量から始め、徐々に加えていくことで、理想の明るさを探ります。

2:暗くするための「黒」の使用

反対に、色を暗くしたい場合には「黒」を使用します。
黒を加えることで、色の彩度を下げ、より深みのある色合いを実現できます。
しかし、黒は非常に強い色なので、少量ずつ加えることが重要です。
過剰に加えると、色が暗くなりすぎてしまうため、慎重に調整しましょう。

3:微調整には「灰色」を使用

彩度の微調整には、「灰色」が有効です。
灰色を加えることで、色を柔らかくし、より自然な色合いに近づけることが可能です。
特に、黒を直接加えることに抵抗がある場合には、灰色の使用がおすすめです。
灰色は、白と黒を混ぜて作ることができ、その比率を変えることで、さまざまな濃度の灰色を作り出せます。

□まとめ

フローリングの補修では、ベース色の選択から明るさや三原色の調整、さらには彩度の微調整に至るまで、段階的なプロセスを踏むことで理想の色合わせを実現できます。
初心者でも、この記事で紹介した基本ステップとテクニックを活用することで、プロのような仕上がりに一歩近づけるでしょう。

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