住宅・建物の困った!お助けコラム
更新日: 2024.08.01

フローリングの部分張り替えはできる?部分張り替え方法についてもご紹介!

快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、フローリングが傷ついた部分が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、フローリングの部分張り替えはできるのか、またフローリング部分張り替え方法についてご紹介します。

□フローリングの部分張り替えはできるのか

フローリングの部分張り替えは可能ですが、いくつかの注意点があります。
例えば、重い物を落とした衝撃でへこんだり、ペットが引っかいたなどで、一部分が傷んだ場合には、その部分だけを修繕することが考えられます。

しかし、部分張り替えを行う際には以下のようなポイントに留意する必要があります。

フローリングの全面張り替えが基本ですが、一部分の修理も可能です。
例えば、傷んだ部分のみを取り除き、同じ素材や柄のフローリングを新たに組み込むことで、修復が可能です。
ただし、マンションや賃貸物件では、管理規約や契約条件によってはフローリングの修理・張り替えが制限されていることがあります。
そのため、事前に管理会社や大家さんと相談することが重要です。

賃貸物件の場合、入居者が独断で修理を行うことは避け、必ず大家さんの了解を得るべきです。
入居後に起こるトラブルを避けるためにも、修繕については契約書や規則をよく確認し、適切な手続きを踏むようにしましょう。

部分張り替えは、フローリングの長寿命を維持しつつ、見た目や機能性を回復させる有効な手段ですが、状況に応じて適切なアプローチを取ることが大切です。

□フローリング部分張り替え方法

フローリング材は、長辺方向の横面にある凹凸の溝(さね)とでっぱりを組み合わせることで固定されています。
部分的なフローリングの張り替えには、次の2つの方法があります。

1: さねを切り落とす方法

まず、トラブルがあるフローリング周辺をマスキングテープなどで固定し、交換する範囲を決めます。
次に、表面の溝に沿ってカッターや丸ノコでさねを切断し、古いフローリング材を取り除きます。
その後、下地の表面を整えてから新しいフローリング材を接着剤ではめ込みます。
ただし、合板フローリングの場合は、見た目の溝と実際のフローリング材の切れ目が一致しないことが多いため、注意が必要です。

2: さねを残す方法

問題がある部分からお部屋の端までフローリングを取り外し、問題のある部分を新しい製品と交換します。
その後、残りのフローリングを元の位置に戻します。
この方法は仕上がりはきれいですが、時間と手間がかかることが難点です。
また、張り替え後には床と壁に接する部分に注意が必要です。

部分張り替えはフローリングの寿命を延ばす有効な方法ですが、素材や作業方法によっては注意が必要です。

□まとめ

フローリングの部分張り替えは可能ですが、いくつかの注意点があります。
賃貸物件の場合、入居者が独断で修理を行うことは避け、必ず大家さんの了解を得るべきです。

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